あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

神はその民を顧みてこれをあがない、わたしたちのために救の角を僕ダビデの家にお立てになった(ルカ1:67~75)

(今回は、イエスキリストによる救いの実現を預言するザカリヤ、についてふれたいと思います)

 

ルカによる福音書・1章の67~75節より

『父(=ヨハネの父となった)ザカリヤ聖霊(=神の霊)に満たされ、預言して言った、「主なるイスラエルの神は、ほむべきかな(=神は全人類を救う計画をお持ちですが、まずその第一歩としてアブラハムを選ばれました。彼の出身はウル(現在のイラクの南部)であり、この彼がカナン(現在のイスラエルのあたり)に入りました。そして子孫があたえられていくわけですが、この彼からイサク、ヤコブを経て、神の民となるイスラエルユダヤ人)が誕生しました。ザカリヤユダヤ人なので、こうして神をほめたたえています)。神はその民を顧(かえり)みてこれを(=この民の罪を)あがない、わたしたちのために救の角(つの)を(=救いをもたらすイエスキリストを(詩篇18:2))僕(しもべ)ダビデの家にお立てになった(=ダビデ王もユダヤ人であり、その子孫のヨセフ(イエスの父)もマリヤ(イエスの母)もユダヤ人ですから、イエスはまさしくダビデの家に立てられました(エレミヤ23:5~6))。古くから、聖なる預言者(=神からの使者)たちの口によってお語りになったように(=旧約聖書につづられてきたとおりに)、わたしたちを敵から(=敵とは、武力的なこと以上に霊的な意味と考えられるので、ここでは神から離れさせ、罪にしむける悪魔(サタン)から)、またすべてわたしたちを憎む者の(=悪魔に属しているすべての者の)手から、救い出すためである。こうして、神はわたしたちの父祖たちにあわれみをかけ(=愛と恵みを示し)、その聖なる契約、すなわち、父祖アブラハムにお立てになった誓い(=神は、アブラハムの子孫から救い主を誕生させ(創世記12:3)、イスラエルを繁栄させるとともに、カナンの地を永遠にあたえると約束なさいました(創世記13:14~16))をおぼえて、わたしたちを敵の手から救い出し、生きている限り、きよく正しく(=敬虔(けいけん)さと義をもって)、みまえに恐れなく仕えさせてくださるのである」』

 

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(キリストがわたしたちにもたらしてくださるのは罪からの救いであり、その贖(あがな)いです。ですから “敵” とは、神から離れさせ、罪にしむけてくるサタンととらえるのがいいと思います。こうした悪霊をふくめた霊的なものに対する戦いこそが、聖書のテーマでもあるのです(エペソ6:11~12)。どうか一人でも多くの方が、罪の存在に目をむけていけますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)