あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい(ルカ1:26~33)

(今回は、ガブリエルによるキリストの誕生に関する預言、についてふれたいと思います)

 

ルカによる福音書・1章の26~33節より

『六か月目に(=エリサベツがヨハネをみごもった六か月目に)、御使(みつかい)ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤ(=イスラエルの地の北部)の町の一処女のもとにきた。この処女はダビデ家(=かつて神への信仰をもっていたイスラエルの王家)の出であるヨセフという人のいいなづけ(=婚約関係)になっていて、名をマリヤといった。御使がマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。彼は大いなる者となり(=人類の救い主となり)、いと高き者の子(=神の子)と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり(=ダビデは、神の民であるイスラエルを一つに束ねていた王国の象徴的な存在です。その神の民を束ねる王座をキリストにお与えになり(サムエル記2の7:16))、彼はとこしえに(=永遠に)ヤコブの家を支配し(=ヤコブは、神から “イスラエル” という名をあたえられた人物です。このヤコブから十二人の息子が生まれ、イスラエルの十二部族が誕生しました。よって “ヤコブの家” とは、神の民イスラエルのことであり、この民をキリストが永遠に治め)、その支配は限りなく続くでしょう」』

 

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(キリストはいと高き者の子(神の子)という神性をもちながら(=神でありながら)、ダビデの血筋のヨセフとマリヤの子という人間としてお生まれになります。それと “父ダビデの王座” という表現がありますが、これは “神の民としてのイスラエルを、ただしく治める者の王座” という意味があります。この王座につかれるのがキリストであり、それだけでなくキリストは、この “神の民” というイスラエルを指していた旧約聖書の定義を、全世界の人々に広げてくださり(エペソ2:14~16)、すべての信者の王として、いまこのときも治めてくださっているのです(=なおこのご支配が、目に見えるかたちで実現するのは、キリストが再臨して、千年王国の王となられてからのことになります)。どうか一人でも多くの方が、キリストの王国(神の国)に招かれますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)