(今回は、サマリヤの女に話しかけるキリスト、についてふれたいと思います)
『そこで、イエスはサマリヤのスカルという町においでになった。この町は、ヤコブ(=イスラエルの民の祖先)がその子ヨセフに与えた土地(=ヤコブが購入して息子にあたえた土地)の近くにあったが、そこにヤコブの井戸(=こう呼ばれている井戸)があった。イエスは旅の疲れを覚えて、そのまま、この井戸のそばにすわっておられた。時は昼の十二時ごろであった。ひとりのサマリヤの女が水をくみにきたので、イエスはこの女に、「水を飲ませて下さい」と言われた。弟子たちは食物を買いに町に行っていたのである。すると、サマリヤの女はイエスに言った、「あなたはユダヤ人でありながら、どうしてサマリヤの女のわたしに、飲ませてくれとおっしゃるのですか」。これは、ユダヤ人はサマリヤ人と交際していなかったからである(=民族間の確執(かくしつ)があり、声をかけあうような関係になかったからである)』
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(上記のように、民族間でのつきあいのなかったサマリヤの女に、キリストのほうから話しかけられました。これに対して女はおどろいているわけですが、このつづきは次回みていくことにします。どうか一人でも多くの方が、キリストの話されることばに興味をもって、聖書を手にとることとなりますように。イエス・キリストのお名前をとおしてお祈りいたします)