あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった(ヨハネ19:23~27)

(今回は、死にゆくにあたってマリアを気にかけられるキリスト、についてふれたいと思います)

 

ヨハネによる福音書・19章の23~27節より

『さて、兵卒(=ローマ兵)たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った(=売り物になるのでわけあった)。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。そこで彼らは互(たがい)に言った、「それを裂かないで(=縫い目がなく、裂くと価値が落ちるので)、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という聖書(=詩篇22:18にある預言)が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである(=このように神の預言はかならず成就します)。さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母(=マリア)と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤ(=キリストにしたがっていたと思われる人物)と、マグダラのマリヤ(=かつてキリストに悪霊を追いだしてもらったマリヤ(ルカ8:2))とが、たたずんでいた。イエスは、その母と愛弟子(まなでし=ヨハネ)とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた(=自分の息子イエスが十字架にかけられているのを目の当たりにして、悲しみにかられているマリアにいわれた)、「婦人よ(=ここでのイエスは、神のみこキリストとしての立場から、一人の女性としてのマリアによびかけています)、ごらんなさい。これはあなたの子です(=今日からヨハネを家族の息子としてむかえいれなさい)」。それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です(=今日からマリアを家族の母としてむかえいれなさい)」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった(=このようにキリストのことばに忠実にしたがいました。こうしてキリストはご自身が死にゆくにあたって、息子の死に胸をつらぬかれているマリア(ルカ2:35)のことを気にかけられました)』

 

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(キリストは世の罪を背負って(=マリアの罪もふくめて)死なれるわけですが、このときのマリアにとっては、自分の息子が拷問にかけられている光景にほかなりません。この悲しみに直面しているマリアに対して、イエスは神のみこキリストとしての立場から、弟子のヨハネを息子としてむかえるようにことばをかけられました。またヨハネに対しても、まるで遺言のようにして、マリアを託されました。どうか一人でも多くの方が、救い主キリストをうけいれますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)