あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

もしわたしの国がこの世のものであれば、わたしに従っている者たちは、わたしをユダヤ人に渡さないように戦ったであろう(ヨハネ18:33~36)

(今回は、キリストが王として治めている国はこの世のものではない、ということについてふれたいと思います)

 

ヨハネによる福音書・18章の33~36節より

『さて、ピラトは(=ローマ総督は)また官邸にはいり、イエスを呼び出して言った(=祭司長などは官邸に入るのをさけましたが、キリストは入っています。これは罪にはあたらないということです)、「あなたは、ユダヤ人の王であるか(=ローマの許可もなくユダヤ人の王を名乗り、ローマを倒そうとしている人物なのか)」。イエスは答えられた、「あなたがそう言うのは、自分の考えからか。それともほかの人々が、わたしのことをあなたにそう言ったのか(=あなたにそう言った者がほかにいるのか。そしてまたあなたはそれを信じるのか)」。ピラトは答えた、「わたしはユダヤ人なのか(=それは訴えてきたユダヤ人が言ってきたことであって、わたしが彼らの同胞であるはずがないだろう)。あなたの同族(=ユダヤ人)や祭司長たちが、あなたを(=あなたをユダヤ人の王として)わたしに引き渡したのだ。あなたは、いったい、何をしたのか(=あなたはユダヤ人を敵にまわす何をしたのか。またローマに逆らう具体的な何をしたのか)」。イエスは答えられた、「わたしの国は(=キリストが王として治めている国は。すなわち神の国は)この世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであれば(=この世で繁栄させなければならないものであるなら)、わたしに従っている者たちは(=弟子たちや信者たちは)、わたしをユダヤ人に渡さないように(=捕らえられて縛られないように)戦ったであろう。しかし事実、わたしの国はこの世のものではない(=しかし神の国はこの世に属してはいないので、実際に物理的な武器をもって戦う必要はなく、あなたがたが有罪にできるような具体的なことは何もしていない)」』

 

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(ピラトは、訴えてきたユダヤ人たちのキリストへの妬(ねた)みを見抜いているので、彼らが言うような、ローマにたて突く王だとは思っていません。ただ裁判をしている手前「あなたは、いったい、何をしたのか」と問いかけています。これに対しキリストは、「わたしが王として治めている国はこの世のものではないから、武器をとって戦うことはなく、あなたがたの法を犯すこともないのだ」という内容をかえされました。このつづきは次回みていきます。どうか一人でも多くの方が、キリストを信じますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)