あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

すると人々が彼に言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではないか」。彼はそれをうち消して、「いや、そうではない」と言った(ヨハネ18:24~28)

(今回は、三度キリストの他人のふりをするペテロ、についてふれたいと思います)

 

ヨハネによる福音書・18章の24~28節より

『それからアンナスは(=裁判が思いどおりに進行できなかった元大祭司は)、イエスを縛ったまま大祭司カヤパのところへ送った(=尋問(じんもん)のつづきをまかせた)。シモン・ペテロ(=キリストの弟子の一人)は、立って(=大祭司の中庭に立ったまま)火にあたっていた。すると人々が彼に言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではないか(=もしそうならあなたも捕らえられる必要がある)」。彼はそれをうち消して、「いや、そうではない」と言った(=キリストの他人のふりをし、二度目の保身につとめています)。大祭司の僕(しもべ)のひとりで、ペテロに耳を切りおとされた人の親族の者が言った、「あなたが園(=ゲツセマネのその)であの人と一緒にいるのを、わたしは(=つい先ほど)見たではないか」。ペテロはまたそれを打ち消した(=これで三度目の他人のふりをしました)。するとすぐに、鶏(にわとり)が鳴いた(=これはキリストがペテロに “あなたは鶏が鳴く前に、わたしを三度知らないと言うであろう(ヨハネ13:38)” と預言したその成就です)。それから人々は、イエスをカヤパのところから官邸(=ローマ総督のピラトのいるかんてい)につれて行った(=ここでは裁判の内容が省(はぶ)かれてますが、キリストはカヤパのところで罪に仕立てあげられ(マタイ26章:57~27章:2)、死刑にする権限のあるピラトのところへつれていかれているところです)。時は夜明けであった』

 

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(ペテロはキリストに、“あなたのためには、命も捨てます” と言っていましたが(ヨハネ13:37)、結局はキリストが預言されたとおりに裏切ってしまいました。ですが彼はにわとりの声に我にかえったように、涙をながして悔いあらためることとなりました(マタイ26:75)。どうか一人でも多くの方が、キリストによる救いと憐(あわ)れみにあずかれますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)