あなたの神、主を愛しなさい

一人でも多くの方に福音をとどける思いで、ブログを書かせていただいております。

あなたの言うとおり、わたしは王である(ヨハネ18:37~40)

(今回は、この世のものではない神の国の王であるのを、お認めになるキリスト、についてふれたいと思います)

 

ヨハネによる福音書・18章の37~40節より

『そこでピラトは(=ローマ総督は)イエスに言った、「それでは、あなたは王なのだな(=あなたが言うところの、“この世のものではないわたしの国” というものがある以上、あなたはそこの王なのだな。なおこの時点で信仰のないピラトには、彼の常識外の話になっており、やはり神に関するユダヤ人同士の争いだったのか、といったところだと思います)」。イエスは答えられた、「あなたの言うとおり、わたしは王である(=わたしはその神の国の王である)。わたしは真理について(=神ご自身について。またこの世の救い主としてキリストをおつかわしになった、神の真理そのものについて)あかしをするために生れ、また、そのためにこの世にきたのである。だれでも真理につく者は(=キリストを信じたすべての者は)、わたしの声に耳を傾ける」。ピラトはイエスに言った、「真理とは何か(=これはもはや形式的に質問しているにすぎないといったところだと思います。ピラトは信者ではないので、この世のものではない国や、神や、神の真理には理解がおよばず、これ以上尋問(じんもん)したところで、自分が納得できる常識的な答えはひきだせないと悟ったものと思います)」。こう言って、彼は(=キリストを有罪にする具体的なことを見つけられなかった彼は)またユダヤ人(=キリストを捕らえた祭司長など)の所に出て行き、彼らに言った、「わたしには、この人になんの罪も(=ローマに逆らうなんの罪も)見いだせない。過越(すぎこし=かつて神がイスラエルの民を、エジプトから脱出させたのを祝う日)の時には、わたしがあなたがたのために、ひとりの人を(=犯罪をして捕らえられている者を一人)許してやるのが(=釈放してやるのが)、あなたがたのしきたりになっている。ついては、あなたがたは、このユダヤ人の王を(=あなたがたがローマにたて突くユダヤ人の王として訴えているキリストを)許してもらいたいのか」。すると彼らは、また叫んで「その人ではなく、バラバを」と言った。このバラバは強盗であった(=なおピラトは、罪のないキリストを釈放するものとばかりに、こう尋ねました。しかしユダヤ人たちは、強盗の危険人物ともいえるバラバを釈放するように求めたのです』

 

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(上記でピラトは、キリストを無実としながらも、無条件では釈放せずに、まるで有罪となった者のようにあつかっています。またその釈放のするしないをユダヤ人にゆだねています。そしてキリストを信じていないユダヤ人たちは、強盗のバラバを釈放するように求め、自分たちが神に敵対しているのをさらけだすこととなりました。どうか一人でも多くの方が、キリストを受けいれますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)

 

※なお上記では、「それでは、あなたは王なのだな」との問いに、「あなたの言うとおり、わたしは王である」と訳されていますが(口語訳、新改訳2017、エマオ出版訳はこちらを採用)、他の聖書では、「わたしが王だとは、あなたが言っている」というニュアンスで訳しているものもあります(共同訳、回復訳はこちらを採用)。参考にのせておくことにします。