(今回は、キリストへの献身をしめすマリヤ、についてふれたいと思います)
『過越の祭(=すぎこしのまつり)の六日まえに、イエスはベタニヤ(=エルサレムのやや東にある村)に行かれた。そこは、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロのいた所である。イエスのためにそこで夕食の用意がされ、マルタ(=ラザロの姉)は給仕をしていた。イエスと一緒に食卓についていた者のうちに、ラザロも加わっていた。その時、マリヤ(=ラザロの姉でありマルタの妹にあたる)は高価で純粋なナルドの(=宿根草(しゅっこんそう)という植物の)香油一斤(いっきん=当時の重さで約330グラム)を持ってきて、イエスの足にぬり(=キリストへの献身をしめすための香油をぬり)、自分の髪の毛でそれをふいた(=キリストにこころからひれふしているのをしめした)。すると、香油のかおりが家にいっぱいになった』
――――――――――――――――――――
(上記のマリヤは、より正確にはキリストの死を意識して(ヨハネ12:7。マルコ14:8)、香油をその足にぬってさしあげました。キリストはすでにこの時点で、ご自分の死と復活について預言していましたし、ただでさえキリストはユダヤ人指導者たちに命をねらわれていました。それゆえに霊的に感じるものがあっての行動だったのだと思います。どうか一人でも多くの方が、キリストに献身して仕えていけますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)