(今回は、神の民が、悪魔(サタン)に属する者として、イエスを殺そうとしている、ということについてふれたいと思います)
・ヨハネによる福音書・8章の44節より(=以下はキリストのおことばです)
『あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者(=悪魔に属する者)であって、その父の欲望どおりを行おうと(=いまでいうならイエスを殺そうと)思っている。彼は初めから(=神がアダムとエバをおつくりになったそのはじめから)、人殺しであって(=悪魔はエバをだますことで、アダムとエバに死をもたらしました。またエバの最初の子カインを利用して、弟アベルを殺した者であって(ヨハネ1・3:12))、真理に立つ者ではない。彼のうちには真理が(=神からの真理が)ないからである。彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである(=悪魔がいつわりをいうときは本性からはいているので、たまたま魔がさしたというようなものではなく、良心の呵責にさいなまれることもありません)。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ(=悪魔のいつわり(=策略)で、アダムとエバが罪をおかし、それ以降の人類には、生まれながらにアダムの罪をおかす性質、いつわってしまうことなどもふくめた性質がうけつがれることとなりました。まさに悪魔はいつわりの出どころであり、いつわりの父なのです)』
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(悪魔も最初は天使としてつくられましたが、その傲慢(ごうまん)さのゆえに堕落し、自分が神になろうとの欲望をもつにいたりました。その彼が神の真理にそむくのは当然ですし、こうして地におりたキリストを殺そうともくろんでいます。そしていま神の民であるユダヤ人が、悪魔の欲望どおりにイエスを殺そうとしています。どうか一人でも多くの方が、キリストを信じて、神に属する者とされますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)