(今回は、もとめつづければ、神から聖霊があたえられることの喩え、についてふれたいと思います)
・ルカによる福音書・11章の5~8節より(以下はキリストのおことばです)
『そして彼らに(=祈り方をたずねてきた弟子たちにつづけて)言われた、「あなたがたのうちのだれかに、友人があるとして、その人のところへ真夜中に行き、『友よ、パンを三つ貸してください。友だちが旅先からわたしのところに着いたのですが、何も出すものがありませんから』と言った場合、彼は内から、『面倒をかけないでくれ。もう戸は締めてしまったし、子供たちもわたしと一緒に床にはいっているので、いま起きて何もあげるわけにはいかない』と言うであろう。しかし、よく聞きなさい、友人だから(=しかたない、友情のために親切にしよう)というのでは起きて与えないが、しきりに願うので(=夜中に押しかけられて、扉のところでずっと懇願(こんがん)されていては迷惑だし、それならさっさとパンをわたして帰ってもらおうと)、起き上がって必要なものを(=あなたがしつこくもとめているパンを)出してくれるであろう』
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(ここではパンのたとえになっていますが、この話が向かう結末は「神はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さる」というものなので、パンを聖霊におきかえて、神にもとめつづけていくように、とうけとめるといいと思います。また前回に「わたしたちの日ごとの食物(パン)を、日々お与えください(ルカ11:3)」という祈りがありましたが、ここでのパンも霊的なことを指していると解釈することが可能です。どうか一人でも多くの方が、キリストを信じて聖霊をさずかりますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)